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妊娠出産前後に必要な「葉酸」97%以上添加物のサプリメントを選ばないためのヒント

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妊活中、妊娠中、出産後に欠かせないサプリメントの代表が葉酸サプリ。赤ちゃんのために飲んでいる人がとても多い。

葉酸は妊娠前、妊娠中、出産後はいつも以上に葉酸を補給するように厚生労働省が通知しているし。

しかし、そのサプリメントの栄養素と添加物の割合を計算する人は少ない。1粒にどれぐらいの栄養素と添加物が含まれているのか?を見てみると、添加物が97.7%だった。

今回はわかりやすい葉酸サプリメントを例に出してサプリメントの選び方をまとめました。

妊娠の可能性のある女性に対して葉酸摂取に関する通達

葉酸とサプリメント ‐神経管閉鎖障害のリスク低減に対する効果
葉酸は水溶性ビタミンであるビタミンB群の一種です。近年の多くの研究から、妊娠初期における葉酸摂取の不足により胎児における神経管閉鎖障害(NTD: neural tube defects)の発症率が高まることが明らかにされました。そこで日本では2000年に厚生労働省から妊娠の可能性がある女性に対して、葉酸摂取に関する通知が出されました。

葉酸と神経管閉鎖障害
葉酸は細胞増殖に必要なDNA合成に関与しています。またホモシステインという>アミノ酸の一種が>蛋白質の合成に必要なメチオニンという必須アミノ酸に変換される過程に必要とされます。
妊娠初期は胎児の細胞増殖が盛んであるため、この時期に葉酸摂取が不足すると胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクが高まることが示唆されています。神経管閉鎖障害とは脊椎の神経管の癒合不全による先天異常であり、日本では神経管閉鎖障害のうち脊椎に癒合不全が生じる二分脊椎が大部分を占めます。日本における二分脊椎の発症率は1999-2003年で出生1万対5.12であることが国際クリアリングハウスにより報告されています。

過去において欧米諸国では神経管閉鎖障害の発症率が高率であったこともあり、発症リスク低減に対する葉酸の効果について、大規模な疫学研究が数多く行なわれました。それらの研究は受胎前後における充分な葉酸の摂取により、胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクが大幅に減少することを示しました。そこで世界各国で妊娠を希望する女性に対してサプリメントなどの栄養補助食品からの葉酸摂取に関する勧告が出され、また葉酸を添加した食品も普及しました。その結果、欧米諸国での神経管閉鎖障害の発症率は近年著しく減少しています。こうした背景から、日本でも2000年に厚生労働省から神経管閉鎖障害のリスク低減のために妊娠の可能性がある女性は通常の食事からの葉酸摂取に加えて、いわゆる栄養補助食品から1日400μgの葉酸を摂取するよう通知が出されました。

厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイトより

厚生労働省では1日400㎍を栄養補助食品で摂取することを推奨。

健康な赤ちゃんのために、食事からでは足りないので葉酸をサプリメントで補いましょう。ということ。

葉酸の内容量は足りているけど?

それで、薬局で売っているものも、こんな感じになる。

1錠に葉酸400㎍

これを毎日飲んでればOK。ということになる。

しかし裏をよく見て計算すると意外な盲点がある。

1粒 150mg

その中に

葉酸 400㎍

ビタミンB2 1.3mg

ビタミンB6 1.7mg

ビタミンB12 2.5μg

なぜか、単位がバラバラの第一のトリック

mgに統一してみるとこうなる。

葉酸 0.4mg

ビタミンB2 1.3mg

ビタミンB6 1.7mg

ビタミンB12 0.0025mg

1粒の中に含まれている葉酸・ビタミンは?

1粒150mgに

葉酸、ビタミンが

3.4025mg

葉酸、ビタミンの割合を計算してみると・・・

2.3%

23%ではなく、2.3%って・・・

残りは添加物97.7%

麦芽糖

デキストリン

結晶セルロース

ショ糖脂肪酸エステル

ビタミンよりこちらの内容量が多い。

原材料は内容量の多い順番に記載するルール。

ショ糖脂肪酸エステルは、水と油を混ぜる乳化剤。

ショ糖脂肪酸エステルの材料に使う脂肪酸メチルは、植物油脂から作られる。

植物性油脂なら安全?

材料は遺伝子組み換え大豆とかの可能性も?

植物性油脂はトランス脂肪酸?

栄養素より、添加物を大量摂取していることになるサプリメント。

一般的なサプリメントは、葉酸に限らずこんな感じのものがとても多いのが現実。

一つ一つに含まれる添加物は1日の摂取範囲内ですので、商品には問題がありません。

毎日自分がどの食品から、どれぐらいの添加物を摂取しているか?他の食品やサプリメントなどと組み合わせると、どれだけ多くの添加物を意識しないで摂取してしまうことになるのか?

添加物をなくすことは出来ませんので、減らせるところは減らすことを考えたいと私は思っています。

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