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【物忘れ防止】今日からできる5つの生活習慣改善のポイント

40歳を過ぎる頃から、物忘れがひどくなってきた!なんてよく聞きます。芸能人の名前が思い出せない!「あれに出てたあの人」「この曲、あの人だよね。」あれやあの人。よくわからない会話になって苦笑するしかない。そんな経験ありませんか?

私はしょっちゅうあります。やばいですね。

これって認知症?と心配になりますが、老化による物忘れと認知症による物忘れは少し違うようです。どちらにしても、予防、防止は早めにしたいですね。

「老化による物忘れ」と「認知症による物忘れ」の違い

老化による物忘れの特徴

・何かのきっかけで思い出す
・日時、場所、家族の顔を忘れることはない
・物忘れを自覚している
・物事の一部だけを忘れる
・判断力は低下しない

認知症による物忘れの特徴

・日時、時間の経過なども覚えていない
・場所や家族の顔を忘れてしまう
・直前の食事などの短期記憶などを忘れ、徐々に過去の記憶も忘れてしまう
・物忘れの自覚がない
・判断力が低下する

脳の記憶機能

①覚える
②蓄え、整理する
③情報を引き出す

老化による物忘れはこの③の情報を引き出すことに時間がかかります。
①覚えるや②蓄え、整理するは出来ているので、ちょっとしたきっかけで記憶がよみがえります。

認知症による物忘れは
①の覚える機能が低下によるものです。
覚えていないので、記憶をたどって思い出すことも出来ません。

例えば・・・

約束の日時を忘れた。

老化の物忘れの場合は、言われたら思い出すことが出来ますが、認知症の物忘れの場合は、言われても約束した記憶がありません。

毎日作っていたはずの料理が作れなくなる。
いつも買い物をしているスーパーの場所がわからなくなる。

などが認知症の物忘れです。

作ろうと思っていた料理の材料を買い忘れた。
などは脳の老化の物忘れです。うっかりさんの場合もありますが。

物忘れを防ぐ5つの生活習慣

①バランスのとれた食生活
②適度な運動
③脳に刺激のある生活
④十分な睡眠
⑤ストレスに強くなる

①バランスのとれた食生活

脳には良質な脂質、糖質が必要です。極度に脂質、糖質を減しすぎないようにしましょう。
脂質はトランス脂肪酸を減らし、オメガ3脂肪酸の摂取量を増やし、糖質は精製された砂糖や小麦、白米を減らし、野菜や果物の糖質を増やしてください。

②適度な運動

カラダ全体を動かすことで、脳も活性化させます。記憶力アップには有酸素運動が有効というデータもあります。激しい運動より、早歩きのウォーキングなどが有効です。

ジムで一人で黙々と運動するより、お友達と楽しめる運動や景色を楽しみながらの早歩きウォーキングなどがおすすめです。

③脳に刺激のある生活

いつもと同じ事を繰り返す生活を少しだけ変化させてください。駅までの道順を変える。乗り換えの駅を変える。いつもと違うお店で買い物をするなど、いつもと違うことをすることで、脳の刺激になります。

字を書くことでも脳に刺激を与えることが出来ます。メモをする、日記をつけるなど、簡単に実践できることを見つけましょう。

④十分な睡眠

睡眠不足は脳の働きを低下させます。睡眠不足の生活を見直してみましょう。睡眠時間だけでなく、質を上げることもポイントです。

⑤ストレスに強くなる

緊張で、頭の中が真っ白になったという経験がある人は、緊張によってのストレスに弱いかも知れません。ストレスをなくすのではなく、ストレスに強くなる方法をみつけましょう。

まとめ

認知症は20年かけて進行していきます。現在の医療では治りません。認知症のお薬は、進行を遅らせるもので完治させるものではありません。

予防するしかないってことです。家族や周りの人に迷惑をかけないために今日からちょっとだけ予防しませんか?特別なことは必要ないのですから。

日本健康医学コンシェルジュ協会では、全国に食事指導や生活習慣の改善のプロフェッショナルを増やす活動を行なっています。自分の健康、家族の健康、お客様の健康を守りたいあなたの参加をお待ちしています。

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