牛乳を飲むと死亡率と骨折リスクが高まるってホント?
牛乳を飲むと背が高くなる。
牛乳は骨を強くする。
牛乳を飲むと骨が強くなるイメージがあります。しかし残念ながら牛乳は骨折のリスクが高まるとの研究データがあります。
いまだに骨が強くなると信じている方には悲報です。
牛乳を飲むと死亡率と骨折のリスクが高まる
2014年医学5大誌の1つ『BMJ』に「牛乳を1日3杯以上飲む人は、死亡率と骨折発生率が上昇する」という結果が掲載されました。
(2014,349,BMJ,Milk intake and risk of mortality and fractures in women and men:cohort studies)
牛乳を1日3杯以上飲む女性は、1日1杯未満の女性よりも、骨折1.16倍、大腿骨頸部骨折1.6倍、全死亡率1.93倍、心血管死1.90倍、がん1.44倍と高いという結果でした。
男性は女性ほどではありませんが、リスクが高いことがわかりました。
牛乳が骨折しやすくするメカニズム
牛乳を飲むことで血液中のカルシウム濃度が上がります。
急に血中のカルシウム濃度が上がると、血管が詰まるリスクが高まるのでカルシウムを排泄しようとします。
すると、今度はカルシウム濃度が下がり、骨を溶かしてカルシウム濃度を一定に保とうとします。
牛乳を飲んでカルシウムを摂取することが、骨をもろくしてしまい、骨折のリスクが高まるのです。
カルシウムを摂れば、骨が強くなるわけではないのです。
骨折以外に牛乳がカラダに与える4つの悪影響
- ガンのリスクを高める
- アレルギーの原因
- 心臓病や脳卒中の原因
- 自閉症や発達障害の原因
そのほか牛乳の害については【予防医学専門】ドクター小池クリニック院長のブログ
↑こちらをお読みください。
まとめ
カラダにいいと思って飲んでいた牛乳がカラダに悪影響を及ぼしているなんて衝撃です。骨を強くしたいなら、牛乳は飲まない方がいいということを知っている人はまだ少ないようです。
牛乳はカラダにいいと思って飲むものではありません。おいしい食生活を送るための嗜好品です。
カルシウムは、小魚などで摂取して、急激に血液のカルシウム濃度を上げないことが骨を強くする秘訣です。
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